⚠️ちょっと待って!開業届を出す前に知っておくべき準備金のお話
私の失敗から学んでください
こんにちは。今回は、わたしが「開業届」を出すタイミングを完全に間違えた話をお届けします。
これは、これから起業を目指す皆さんにとって、「やっちゃいけない例」としてお役立ちできればと思います。
あの日、わたしは慌てていた
開業届を出したのは、「ノリと勢い」だけでなく、実際には目的があったんです。
小規模事業者持続化補助金を申請する際に「開業届が必要」と書いてあったから。
「それなら早く出さなきゃ!」と、準備もそこそこに税務署へ直行。
何を隠そう、わたしがこのタイミングで出した理由は、100%補助金のためだったのです。
しかし結果は――補助金、不採択!😭
わたしの緻密な計画(自称)も、壮大な夢(過大表現)も、審査員の目には響かなかったようです。
その瞬間、こう思った。
「開業届…急いで出さなくてもよかったんじゃね?」
開業届を出すタイミングって、本当に大事!
補助金のために急いで開業届を出したわたしですが、その後知ったんです。
開業届を出すタイミング次第で、「準備金」として計上できる出費がガラッと変わることを。
開業届を出す前の費用――市場調査や名刺制作、セミナー費用など――これらはすべて「準備金」として計上できます。
でも、開業届を出した瞬間から、それらは「経費」に変わる。そして経費は売上があってこそ意味があるもの。
売上ゼロ、経費だけドーンでは、結果的に赤字になって税金対策も何もない!
わたしの場合、名刺やチラシ制作費を準備金にすれば良かったのに、全部「開業後の経費」に…。
今思うと、税金対策的にも本当に惜しいことをしました。
準備金とは?セミナーや懇親会も対象?
「準備金」とは、開業届を出す前に事業の準備のためにかかった費用のこと。
開業後に一括で経費計上できる、非常に便利な制度です。
これには以下のようなものが含まれます:
- セミナーや勉強会参加費:事業に必要な知識やスキルを学ぶもの。
- 懇親会や交流イベント費:事業に役立つ人脈を築くためのもの。
- 広告宣伝費:名刺やチラシの制作費用。
- 事務所準備費用:家具や家賃、備品など。
- 仕事用の携帯電話、タブレット、PCの購入費用:事業に必要であることが明確なもの。
ただし、「事業のため」が明確であることが条件です。
「なんとなく勉強」「楽しい懇親会」ではNG。きちんと事業に関連していることを証明できることが重要です。
開業届のタイミングで差が出る節税効果
わたしの場合、補助金に気を取られ、売上がゼロの状態で開業届を出してしまい、その結果、こんなことが起きました:
- 名刺制作やセミナー代などを「準備金」として計上せず、「開業後の経費」に。
- 売上がまだない状態で経費だけが増える一方 → ただの赤字に。
- 赤字では税金対策の効果が薄い!
そこで学んだのは、売上が上がってから準備金を計上する方が圧倒的に得だということです。
例えば、売上がドーンと伸びた年に準備金を計上すれば、所得を大幅に圧縮し、結果的に税金を減らせます。
準備金は繰越可能なので、タイミングを見て活用することがポイントなのです。
わたしからのアドバイス
開業届を出すタイミングは、急いで決めるものではありません。
売上が見込めるタイミングで提出し、それまでの支出を「準備金」として記録しておくのが賢い方法です。
焦らず計画を立て、スタートダッシュに備えましょう。
開業届を出すだけでは事業は成功しません。
でも、準備金をうまく使うことで、事業はもっとスムーズに始められるはず!
わたしのように急いで失敗することなく、しっかり準備してからスタートしてくださいね。
そして、「事業のための支出」として認められるものは積極的に記録し、後で賢く計上しましょう。
これから起業を目指す皆さんの成功を祈っています!
何かお手伝いができることがあれば、気軽にお問い合わせください。