「捨てられないチラシ」を作る秘訣
~ラブレターのように想いを届ける5つのポイント~
「どうしたら伝わるチラシが作れるの?」
「チラシを作るのって、どうしたらいいですか?」
「デザインが良ければ売れるはず!」
ーーよくこんな相談を耳にします。
確かに、デザインは重要です。美しいレイアウトや目を引く配色があると、多くの人が手に取りたくなるでしょう。
しかし、デザインだけでは、顧客の心を掴むことはできません。
チラシは、ただ情報を詰め込んだ紙ではありません。
それは、あなたの想いを顧客に届ける「メッセージツール」。そう、つまり「ラブレター」なのです。
ですが、その想いが伝わらなければ、そのチラシは、メモ用紙として役立つのがせいぜい。
最悪の場合、ゴミ箱行き…。
悲しいけれど、これが現実なのです。
では、どうすれば心に響くチラシを作れるのでしょうか?
20年以上、広告代理店でデザイナーとして活動し、クライアントの声を直接聞きながら、その想いを形にしてきた経験から、「チラシはラブレターのようなものだ」と気づきました。
チラシは、「顧客との大切なコミュニケーションツール」であり、「あなたの想いを届けるラブレター」です。
こうした考え方から、心に響くチラシが生まれるのだと思います。
そこで今回は、失敗するチラシの3つの例とチラシ作りをもっと効果的にするための秘訣を、5つのポイントに分けてお伝えします。
ラブレターのように想いを届けるためのヒントになれば嬉しいです。
失敗するチラシ(ラブレター)の3つの例
チラシ作りでありがちな多くの失敗の中から、特によく見られる3つの例をご紹介します。
これを意識するだけでも、伝わるチラシ作りに一歩近づけます。
1. おしゃれに見せたい「自分本位のデザイン」 → ナルシスト型
デザインだけを重視して、「とにかくおしゃれに見せたい」と考えるケースです。
ラブレターで例えるなら、「自分を格好よく見せることばかりに気を取られている」状態です。
相手の気持ちを考えず、自分の見栄えばかりを気にした手紙では、受け取った相手も気持ちを受け取りづらいですよね。
2. 自分の言いたいことを詰め込みすぎる → 自己陶酔型
自分の言いたいことをすべて詰め込んでしまうこと。
ラブレターで例えるなら、「自分の自慢話をひたすら書き連ねる」ようなものです。
「延々と自分のすごさをアピールし続ける手紙」とも言えます。
こんな手紙を受け取った相手は、正直「ホントうんざり…」や「またかよ…」と疲れるだけ。
肝心のメッセージは全く届かず、逆に嫌悪感を与えてしまいます。
3. 何を伝えたいかわからない → 読む価値ゼロ
チラシ全体から「何が言いたいのか」「どういう想いなのか」がさっぱり伝わらないケースです。
ラブレターで例えるなら、「内容が曖昧で意味不明な手紙」。
読んだ人は「時間の無駄」と感じ、即ゴミ箱行きになるのは避けられません。
成功するチラシ(ラブレター)の5つの秘訣
1. ターゲットを深く理解する
ラブレターを書くとき、相手がどんな人かを知らずに書けますか?
良いチラシは、「誰に届けたいのか」を明確にするところから始まります。
相手がどんな年齢、性別、ライフスタイルを持ち、どんな悩みや欲求を抱えているのか。
それをしっかり理解することが、心に届くメッセージ作りの第一歩です。
たとえば、忙しい女性向けの美容サービスなら「簡単に若々しさをキープ」が響くかもしれません。
一方で、50代男性向けには「健康的な見た目を手軽に保つ」といった表現が適していることも。
- 年齢・性別・職業
- ライフスタイルや趣味
- 悩みや欲求
これらを明確にすれば、相手に刺さるラブレター(チラシ)が完成に近づきます。
2. 心に響くメッセージを考える
ラブレターで一番大切なのは、相手の心に響く言葉選び。
チラシも同じです。感情に訴えるメッセージを工夫することで、相手が「自分のため」と感じられる内容になります。
たとえば:
- 「あなたの生活を変える○○がここに!」
- 「これを試さないなんて、もったいない!」
「なぜこのサービスを今選ぶべきなのか」という理由を明確に伝えることで、行動を促すメッセージになります。
3. 視覚で魅了するデザイン
ラブレターには、心を込めた便箋や美しい文字が効果的ですよね。
チラシも視覚的な魅力が大切です。
相手が手に取りたくなるデザインにするためには、「メリハリ」が鍵となります。
- タイトルを強調するフォントや色使い
- 写真やイラストを活用して伝わりやすくする
- 情報を整理し、見やすさを意識する
「読んでわかりやすい」ことが、視覚デザインの最重要ポイントです。
4. 信頼感を与える要素を加える
ラブレターが本物の想いを伝えるには、誠実さや信頼感が欠かせません。
チラシでも同じで、信頼を感じさせる要素を加えることで、相手の心を動かす力が増します。
- 具体的な実績:「○○人以上が利用」「創業○年」
- 顧客の声やレビュー:実際の体験談は強力な武器です。
- 見た目の信頼感:レイアウトや配色を工夫するだけでも、大きく印象が変わります。
5. 行動を促す具体的な案内
ラブレターの最後には、「会いたい」「連絡してほしい」と伝える一文が欠かせませんよね。チラシも同様で、相手に次の行動を促す案内をしっかり盛り込みましょう。
たとえば:
- 「QRコードをスキャンして予約」
- 「初回限定!無料体験はこちら」
「何をすればいいのか」が明確であればあるほど、相手は行動に移しやすくなります。
チラシは、あなたのビジネスの「ラブレター」
いくらデザインが良くても、顧客の心に響かなければ意味がありません。
大切なのは、伝える相手を理解し、その人の心に届く内容を考えることです。
誰に、何を、どう伝えるのか。
その答えを一緒に見つけるお手伝いをさせていただきます。
「顧客の心に届くチラシを作りたい」
そう思ったら、ぜひお気軽にご相談ください!
20年以上の経験を活かし、あなたのビジネスをサポートさせていただきます。
これから起業を目指す皆さんの成功を祈っています!
何かお手伝いができることがあれば、気軽にお問い合わせください。